ITシステムの”質”についてのお話を少ししたいと思います。 ITシステムは大きくハードウェアとソフトウェアからなっています。 それはハードウェアとソフトウェアそれぞれがちゃんと動けば良いかという、そういうレベルの”質”の問題でしょうか。 確かにそうですが、それは当たり前のことですね。購入した洗濯機がちゃんと動くというのは大前提で、使いやすいとか、音が静かとか、さらには汚れがよく落ちる、消費電力が少なく経済的である、などが求められます。 ITシステムも同様ですね。しかし、どうもITシステムの”質”の問題は一番最初の問題にばかり目が向きがちです。
◆次をお読み下さい◆
もう一つ別の角度から”質”のお話をします。とくに業務のソフトウェアに関するお話です。 業務ソフトウェアはパッケージであれオーダーメイドであれ、「企画」され、それがシステムとして「設計・構築」され、そしてビジネスの現場で「運用」されます。 業務ソフトウェアがビジネス目標達成に貢献する効果を発揮するためには、ビジネスの目的に適合するかたちで構築され、管理・運用される必要があります。 しっかり「企画」し、ちゃんと「構築」する。そして間違いなく「管理・運用」する。これらができて初めて業務ソフトウェアは効果を発揮します。 「企画品質」「プロジェクト品質」「運用品質」が最終的に「システム(業務ソフトウェア)品質を決めるといっても良いと考えます。
メニューページに戻る